矯正歯科について
欧米では一般的な矯正治療
ヨーロッパやアメリカなどでは歯並びが良いのはエチケットです。スマイルラインが重要なんですね。ですから子供の頃から矯正装置を多くの方が付けています。
日本でも最近目立ちにくい矯正装置(透明なブラケットを使用したもの)や歯の裏側からおこなう舌側矯正装置などが普及してきて、矯正治療を始める方も以前より多く見受けられるようになりました。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
※矯正治療の治療期間の目安は約24~30か月、通院回数24~30回です。
私が矯正治療を担当します!
矯正治療は、見た目の歯並びを改善するのはもちろんのこと、咬みあわせを良くする事で、虫歯・歯周病予防、ひいては健康増進につながります。
当院ではワイヤー矯正からマウスピース矯正まで様々な矯正装置と検査機器、分析ソフトを基に患者様のTPOに沿ってご提案し、またそれぞれの装置のメリット・デメリットをしっかりご説明した上で、患者様ご本人と共に装置を決定して参ります。
矯正を行うことは精神的にも期間的にも金銭的にも、決して簡単な事ではありません。
だからこそ、とても大事な事なので、疑問に感じることがあれば、どんなことでも是非お気軽にご相談ください。皆様が納得し、安心して受けられる治療をご提供する事をお約束致します。
当院では歯に優しいやわらかい矯正ワイヤーを使用しており、健全な歯のまま従来よりも短期間で、綺麗な歯並びが実現します。
目立ちにくい矯正装置の種類
セラミックブラケット
ブラケットとは矯正用のワイヤーをはめ込むレールのような装置のことです。この装置にセラミックを使用することにより従来のブラケットより目立ちにくく矯正治療ができます。
リンガルブラケット
リンガルブラケットとは舌側矯正(裏側矯正)をするための装置です。装置を歯の裏側につけ、矯正装置が全く人目に触れないように治療する方法です。
歯並びが悪いとどんなことに影響があるの?
- 食べ物を上手く噛めない(咀嚼機能障害)
- 歯が磨きにくいため虫歯になりやすく、口臭の原因にもなる
- 歯周病になりやすい
- 歯並びの悪さに劣等感を感じることがある
咬み合せは全身の健康に及ぼす影響も大きいので、是非一度当院の矯正担当医のカウンセリングを受けてみてください。
不正咬合の主な種類
不正咬合を放置したままでいると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。また頭痛や肩こり、身体のゆがみ、コンプレックスなど、健康面・精神面にもさまざまな悪影響をもたらすことがあります。矯正治療について詳しく知りたい方はお気軽にスタッフにご相談下さい。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
いわゆる出っ歯です。下の奥歯が後方にずれており、さらに前歯が前に出ている状態。転んだりしたときに歯を打ちやすく、歯が割れたり、抜けやすい状態といえます。
すきっ歯
歯と歯の間に過剰な隙間がある状態。空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)とも言います。
叢生(そうせい)
歯が重なり合っている状態。顎の大きさと歯の大きさが合わないことが原因ですが、適切な治療により改善することができます。
開咬(かいこう)
上下の歯を噛み合わせたときに、前歯が閉じない状態。主に乳幼児時期の指しゃぶりなどが原因で、正確な発音が難しくなる場合があります。
交叉咬合(こうさこうごう)
顎が左右いずれかへずれている噛み合わせのことです。
矯正治療の流れ
S T E P 1 初診相談(カウンセリング)
お口を拝見し、矯正治療の概略や可能性についてご説明します。納得のいくまで、ご相談ください。
費用:¥3,300(税込)
S T E P 2 精密検査・診断
密検査より詳しい情報を知るための検査として、 診断に必要な歯の型、顔や口の中の写真、レントゲン写真、その他の診断用資料の検査を行います。検査結果をもとに治療プランを詳細にお話いたします。
費用:¥33,000(税込)(税込)
S T E P 3 装置装着
一般的に初めの数回は装置を取り付けるため、少なくとも60分~120分ほどのお時間をお取りしています。
費用:¥110,000~¥88,000(税込)
S T E P 4 治療開始
治療の内容によりますが、(症例の内容や個人によって異なりますが、成人の場合1.5~2.5年かかります)その後の調節は、ほとんどが30~50分程度となります。通常は3~6週間に1回のペ-スで通院が必要となります。
定期観察の場合は、2~6ヶ月に一回通院していただきます。
費用:¥5,500/月(税込)
S T E P 5 保定装置装着
装置が取れた後の歯は、何もしなければ少しずつ動いてしまいます。動かした歯を支える骨や歯周組織が安定するまで、保定装置を装着します。通院は2~6ヶ月に1回となります。
費用:¥44,000~¥83,600(税込)
矯正歯科治療の一般的なリスク・副作用
- 治療期間は個人差が出る場合があります。
- 矯正治療は歯を支える骨の代謝をコントロールして歯を移動させます。
そのため、治療の初期(1週間程度)には顎の部分に痛み、熱感、倦怠感などを生じ、食事がしにくくなることがありますが、だんだんと軽くなります。痛みの程度には個人差があります。
- 矯正治療による歯根吸収(歯根が短くなること)が生じる場合があります。
- 矯正装置による歯肉退縮(はぐきが下がること)が生じる場合があります。
歯茎が下がると、歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間が出てきて黒く見えることがあります。
- 矯正装置による口内炎が生じる場合があります。
- 矯正装置により歯磨きがしにくくなり、虫歯および歯周病になるリスクがあります。
- 痛み止めなどの薬の服用は、歯の移動を阻害することがあります。
- 歯周病や根の先に感染症があると、悪化することがあります。
- 顎関節症があると、悪化することがあります。
- 骨や内分泌系の疾患があると、治療期間が延びる可能性があります。
- 本人に取り外していただく装置を使用することがあります。
医師の指示通りに使用しない場合には歯並びの改善が困難になることがあります。
- 治療後のリテーナーの仕様が不十分な場合、歯列が後戻りすることがあります。
- 治療後には中、長期的に見て生理的な変化があります。
これは、矯正治療の後戻りとは異なり、新たに獲得した噛み合わせび自然な変化です。
矯正治療を行わない人にも必ず噛み合わせの変化は起こります。
- 遺伝性、骨格性の不正咬合の場合には、個々の成長能力により症状が再発することもあります。